矯正医が教える良い矯正医の選び方10個のポイント!

こんにちはー!ママ矯正医のたけこです。

今回は「矯正医が教える良い矯正医の選び方10個のポイント!」です。

こういう記事ありますよね、職業柄よく見ちゃいます!実際にgoogle検索された方いると思います。

患者さん
患者さん

矯正医選びは難しい…

何を基準に選んだらいい?

歯科医院のホームページだと、先生方もぶっちゃけた話しにくい!あえて個人ブログで完全に個人的な見解!という事をご理解の上…ここだけのお話発信します!

良い矯正医の選び方10個のポイント!

1 .日本矯正歯科学会の認定医以上の資格あり

結論から言うと

日本矯正歯科学会認定医以上の資格を持つ矯正医が安心です!(認定医、専門医、指導医

この学会で認定医を取得するのが難しいんです。全国で約3000人。専門医(臨床指導医)になると約300人。全国に約10万人の歯科医師がいると考えると少ないですね。

大学病院などで5年以上の専門的な研修を受ける必要があるので、認定医以上を持ってる先生は知識も技術スペシャルです。日本矯正歯科学会のホームページに名前と勤務先が載ってて気軽に確認できます。

矯正学会だけでも3つもあって、どの認定医を持ってる先生が良いの?と迷うと思います。矯正医の資格は様々で、中には講習会を1日受けただけでもらえる資格もあるから注意です〜!

日本矯正歯科学会の認定医を得るには?

①大学病院などで5年以上の専門的な研修を受ける。

6年歯学部+1年研修医+その後5年研修…全ての研修が終わる年には30歳に〜。

ながーい修行期間を経てやっと矯正治療の認定医が取れます。

大学病院の矯正科医局へ入れないと、認定医の道が絶たれてしまう現実も。矯正科入局へのハードルが高い大学もあるので、もし今歯学部に在籍してて将来矯正医になりたい方!しっかり勉強して成績良い方が好印象です。

日本矯正歯科学会の決めた試験に合格する

自分が書いた論文が1編が必要。(学術雑誌に掲載済み)

自分の治療した患者さん(10人)の治療内容、経過、結果を詳細にまとめて試験を受ける。

一次試験では書類審査。二次試験では模型審査(歯型の模型)と面接までありボリューム満点です。

2.歯学博士を持っている

矯正学の歯学博士を持ってる先生は比較的安心です。大学病院の矯正科で4年間大学院に行き、みっちりと矯正の技術習得し矯正に関わる研究をして学位を得ています。

歯学博士は持ってるけど、日本矯正歯科学会の認定医はまだ取ってないという先生は比較的お若い先生が多いです。認定医取得は最低でも5年以上かかるので、これから取得する先生方ですね。

3.診断に必要なセファロ撮影できる

セファログラム撮影(お顔の横顔、正面のレントゲン写真)ができる歯科医院を選んでください!

理由はこのセファログラムを基に患者さんの治療方針を決めるからです。セファロを詳しくデータ化して診断します。出っ歯さんなら上顎が前に出ているのか、上の前歯だけが出てるのか…データから分かります。

矯正治療の基本!と言っても良いほど!セファロ撮影は大切です!

セファログラムないとどうなる?

確実な治療計画が立てれないので、あやふやな治療になる可能性あります。質が低い可能性も。

ご自身が何で出っ歯さんか?原因を知らない先生に出っ歯さんの治療されるのは怖いですよね…?

4.装置の種類が豊富

複数の矯正装置を扱ってる矯正医、矯正歯科を選んでください。表側、裏側、マウスピース…など。

理由は、それぞれの装置に向き不向きがあるからです。例えばマウスピース矯正は抜歯が必要な場合や、歯のガタガタが大きすぎる場合不向きだと言われています。

マウスピース専門医院やマウスピース矯正だけを進めてくる一般歯科医院…あります!もし、治療がうまくいかなかった時に他の選択肢もあってリカバリーしてくれる医院の方が安心ですよね。

マウスピース矯正ってどうなの?

最近ではマウスピースの矯正治療が増えています。安い装置からインビザラインという高い装置まで様々です。私個人としては歯を抜かない軽度な場合は良いと思います!患者さんも目立たないし取り外しできる矯正治療は嬉しいですよね!

ただし、歯の動かし方、最後の噛み合わせをシュミレーションして決めるのは歯科医師です。このシュミレーションが上手じゃない先生が治療すると…終わった時に治ってない!という事あります。

ここで他の装置での治療ができる先生はリカバリーできます。しかし、マウスピース矯正しかできない先生はどうやって治す??という状態になります。

矯正の知識のない先生でも簡単に導入できるのでマウスピース矯正は歯科医に大人気です。ですが、シュミレーションしている歯科医師は信頼できる?がとっても大事です!

マウスピース治療に関する注意点も日本矯正歯科学会のHPに載ってるので、確認してから治療を選択する事をオススメします!

↓アライナー型矯正装置による治療指針 一般公開にあたって(日本矯正歯科学会)

https://www.jos.gr.jp/4351

5.装置のメリット・デメリットの説明がある

それぞれの装置にはメリット、デメリットがあるのでその説明ができる先生が良いです。例えばマウスピース矯正しか薦めてこない…それしか出来ないのかな?と疑っちゃいます。

装置基本料金治療期間メリットデメリット
表側80万前後比較的短い適応症例ほぼ全て
調整しやすい
目立つ
裏側100〜
130万前後
長い装置目立たない違和感が強い
外れるトラブルが多い
治療費が高額
マウスピース80万前後装着時間に
左右される
装置目立たない
取り外しできる
歯の傾きが大きい
抜歯ケースは不向き
微調整難しい
横にスクロール

6.矯正治療費の金額が明確

上記の矯正基本料金に加えて、その他必要な料金の説明が最初にあると嬉しいですよね。

  • 毎月の処置料・調整料
  • 装置が壊れた場合の追加費用
  • 抜歯の値段
  • 矯正用ミニスクリューの値段
矯正料金

治療費20万〜と書いてあって安い!と思って矯正スタートしても装置が変わるごとに追加で何回も費用がかかり結局高額になる場合もあります。成長期の治療は状況が変化するので、何度も装置が変更になる事はよくあります。矯正医はどの装置をどのタイミングで使用するか、ある程度見通ししてると思います。治療を始める前に料金設定の説明をしっかり聞いた方が良いです!

安価なマウスピース矯正はスタート10万!もう少し治したかったら追加で10万!とどんどん高額になると聞きます!よく聞いてから始めて下さい!

過去記事で矯正料金についてお話してます。

矯正治療っておいくらかかるの!?

7.急患対応してくれる

矯正治療と外れた!痛い!というトラブルはセットです。その時に対応してくれる歯科医師、歯科衛生士がいる医院は安心です。

8.歯科医師、歯科衛生士の分業できている

当たり前ですが、歯科医師と歯科衛生士の治療範囲は違うのでそれが混在してる医院は注意です。ワイヤーの着脱や歯の表面の汚れ除去は衛生士さんもできます。ただ、歯を削る事は歯科医師しかできません!これは通ってみないと分からないから判断が難しいですね。

9.通いやすさ

矯正治療は治療期間が長いため、最低でも3〜5年は通院する前提での通いやすさが大事です。

予約が取りづらい医院の不思議

予約が3ヶ月に1回しか取れない医院あるみたいです。人気なのかな〜?と思いますが…

どの患者さんも予約取れない→治療が終わらない→更に予約が取りにくくなるの悪循環に陥ってる可能性があります。人気の医院であっても、予約の取りやすさは大事です。

子どもさんなら2ヶ月に1回、大人の方なら1ヶ月に1回は通院できる所が良いですね!

10.矯正医の人柄

どんなにすごい肩書きや実績を持っていても、ご自身と合わない先生は通いづらくなりますよね。

質問しやすい先生が好きです、私も出来るだけ心掛けてます。矯正治療を開始する前の初診相談には最低でも3件行ってご自身と合う先生を見つける事が大切です!

どこで人柄見る?

私だったら、スタッフさん(歯科衛生士、受付)への接し方をみます。

なぜなら、矯正医とスタッフさんのコミュニケーションが取れていない場合治療に支障が出ると思うからです。

針金の交換したり、歯のクリーニングをするのは基本衛生士さんです。連携が取れてないと、衛生士さんに伝えた事が矯正医に伝わってなかったりその逆もあるからです。

患者さんの治療になにか不具合があっても、矯正医に怒られるからとか面倒だから伝えるのやめよかなって心理になってると患者さんにとってマイナスです。また、治療に時間をかけると怒られるから、雑に早くやっちゃおう!もイヤですよね。お互いを尊重して仕事をしてる医院は意見交換もしっかりされてると感じます。

以上!

矯正医が教える良い矯正医の選び方10個のポイント!」でした。

  1. 日本矯正歯科学会の認定医以上の資格あり
  2. 歯学博士を持っている
  3. 診断に必要なセファロ撮影できる
  4. 装置の種類が豊富
  5. 装置のメリット・デメリットの説明がある
  6. 矯正治療費の金額が明確
  7. 急患対応してくれる
  8. 歯科医師、歯科衛生士の分業できている
  9. 通いやすさ
  10. 矯正医の人柄

でした。

上記の情報を患者さん側は知らないことも多いと思います。

個人的な見解とここだけの話を入れてお伝えしました。

お1人でもご自身に合う素敵な矯正医にめぐり会えることを祈ってます!

また来てくださいね〜

たけこ

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