こんにちはー!ママ矯正医のたけこです!
前編では
- 受け口さんの種類について
- どうして早く治療が必要なの?
- 具体的にどんな治療方法があるの?
についてお話しました!過去記事です。↓
子どもさんの歯列矯正に
慎重になるお気持ち分かります!
後編では患者さんからの質問についてお答えします!
Table of Contents
前編で受け口さんの矯正治療は4〜5歳に始めて良いですよ〜とお話しました。
早く始めて大丈夫です!
下の顎の成長って身長が止まるまで…10年以上も装置つけっぱなしですか?と患者さんのご家族の方が心配されます。ご心配とってもよく分かります!
装置をつけっぱなしということは少ないです。実際には装置を使わずに下顎の成長が止まるのを(身長の伸びが目安です)待つ期間があります!
- 幼稚園(子どもの歯の時期):上顎の成長を促す時期!
- 小学校(歯に生え変わりの時期):上顎の成長を促す時期!受け口さんがなおったら一旦装置を外す事もある。
- 中学、高校(大人の歯の時期):待つ期間がここです!身長がぐっと伸びます!顎や身長の成長を見るために3ヶ月や半年に1回の通院になります。装置はほとんど使わない。
- 高校生の途中:下顎の成長が止まった事を見届けて、実際にブラケット装置(歯に直接装置を貼って、針金で治療する方法)になる事が多い。
受け口さんの程度によっては早くブラケット装置での治療になる場合もあります。
女の子の場合約16歳、男の子の場合約18歳で身長が止まると言われてます。
身長が止まるまで待つ期間があります。
治療期間は確かに長いですが、早く始めるメリットはあると思います。
自然に治る場合もあります!だけど注意が必要!
上下の前歯が生え変わる時に自然と治る事が多いと言われてます。(小学校入学の大体6、7歳)
自然に治る確率は1〜3割とも言われてます…。(これも諸説あります)
うーん、確率から見ても待つよりも早めに出来る事をしてあげたいと私は思います!
残念ながら、あります!
下の顎の成長は身長と同じような成長をします。
身長を止めようとしてもできないのと同じで、下の顎の成長を無理矢理止める事はできません。
そのため、成長とともに受け口さんが大きくなる事もあります。
あります!ブラケット装置による治療で治す事ができます。
- 歯を抜かずに治す方法
- 歯を抜いて治す方法
- 歯を抜いて手術で治す方法
- 歯を抜かずに手術で治す方法
③、④の手術で治す方法がは顎変形症という病名がついて保険で治療する事ができます!
上顎と下顎の両方手術する場合と、下顎だけの場合とがあります。
- 手術前矯正:わざと手術のために受け口さんを大きくします(約2年)
- 手術:全身麻酔で入院して手術(約2週間の入院が一般的)
- 手術後矯正:約半年は上下の歯に輪ゴムをかけ骨や筋肉を安定させた後、噛み合わせの調整。(約2年)。
手術に対応できる矯正歯科医院は少なく…専門的な知識や設備も必要です。
口腔外科のある大学病院か矯正歯科専門で開業されてる医院を選ぶと良いと思います!
↓施設の探し方は日本矯正歯科学会のHPから見れます。
以上子どもが受け口!矯正治療っていつからするの?の後編でした!
受け口さんの子どもを持つ親としては心配がいっぱいですよね。
ご両親はいつ歯列矯正始めていいか迷うと思います。
そんな時『小児矯正やってます!』と広告があったら!
わーめっちゃいいー!嬉しい!子どもにやらせてあげたいと思いますね。
その医院は大人の矯正治療もできますか?
小児矯正だけやってる医院で、大人になっても治らなくて矯正医にご紹介される事がよくあります。
子どもさんの時に適切な治療を受けれてないケースや不十分な説明が目立ちます。
受け口さんは成長を見届ける必要があるので、大人の歯列矯正もできる医院に行って下さい!
日本矯正歯科学会の認定医以上の資格のある矯正医の受診をオススメします!
あくまで私が経験した治療方法と考え方なので
担当の矯正医のご意見を聞いて納得して治療を始める事が良いと思います。
矯正治療って高いし、始めるのにえいやっ!となかなか腰が重い〜
子どもさんの受け口さんっていつから治療に行ったら良いか悩みますよね!
今回の話で早めに矯正医に相談に行ってみようかな〜
治療するのにベストな時期ってあったんだ!と思ってもらえたら嬉しいです。
またお会いしましょう〜!
たけこ
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