こんにちはー!初めましてママ矯正医歯科医のたけこです。
子どもさんが受け口だと気になりますよね。。。いつから治療したら良いの?など疑問がたくさんです。
ママ矯正歯科医の目線で受け口さんの矯正治療についての疑問に答えれると嬉しいです!
Table of Contents
受け口さんの歯列矯正っていつからやるの?
結論から先に言うと…
受け口さんは4〜5歳!
子どもの歯が全部揃った(乳歯)、小学校入学前がベストです!お子さんの受け口さんに気付いたら、お近くの矯正医にご相談ください。矯正医として10年近く勤務していて
あぁ、もうちょっと早く来院してくれたら…
色んな方法の治療があったのに…
だけど、患者さんはいつから始めたら良い?なんて分からないですよね!
大丈夫です!ご説明します!
受け口さんの種類について
受け口さんは歯科用語で言うと、下の顎が前に出ていると書いて下顎前突と言います。
色々な受け口さんがいて
大きく分けて4つ!
- 上の顎が成長していない受け口。
- 下の顎が前にある受け口。
- 下の前歯が前に出てる、上の前歯が内側に傾いてる。
- 上と下の前歯が咬んでしまって、咬むと下の顎が前に出てしまう(機能的に下顎前突)
①と②は骨格的に受け口さんの状態。
③と④は歯の傾きと噛み合わせで受け口さんの状態です。
どの状態でも自分では判断できないと思うので、早めに矯正医を受診してください。
顔立ちがご家族と似てくるように、一概には言えませんが受け口さんもご家族の影響を受ける事があるんです。
特にご家族の方で受け口さんの方がいたり、特に骨格的に受け口さんの場合は早めにアプローチする事が大事です。
どうして早く治療が必要なの?
その答えとして
上顎の成長は大体10歳前後で終わってしまいます!(文献により諸説あります)
上の顎は頭の成長と同じ成長をします。
早めに矯正治療をスタートして、上顎の成長を助けてあげる治療が必要です。
逆に下の顎の成長は、身長と同じ成長をします。身長が止まる頃に下顎の成長は止まると言われています。
上の顎の成長が終わってからも、下の顎は成長します。
もっと早く来てくれたら…
受け口さんの治療をやってあげたくても、上の顎の成長が終わっている10歳以上の時期の来院では治療の選択肢が少なくなってしまうんです…!
どんな治療方法があるの?
粘土(印象材)でお口の型取りができるかどうかにもよります!
◎お口の中の型取りが上手に出来る子は
本格的な装置へ
→上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク)という上の顎が前に成長する事を助ける装置。
→チンキャップという下の顎の成長を抑制する事を助ける装置。
の2つが主流です。私は顎の成長を無理矢理止めれないという考えと顎関節への悪影響からチンキャップは使ってません。諸説あるので、使用している矯正医もいます。
◎型取りが苦手な子も大丈夫!
→マウスピース型の装置へ
良い装置が開発されてるのでそれを使用し、慣れたら本格的な装置を使うと良いですね。
矯正治療は型取りをして装置を作ったり、歯型の模型から矯正の治療方針を決めます。
お子さんにとっての最初の難関は型取りかもしれません!?
大人でも難しいのに、4歳や5歳で型取りが上手に出来る子はなかなかいないです!
時には型取りで吐いてしまう子も…ですが、装置を作るためには必要な時もあります。
どうしても型取りできない時は焦らず、その時に合うマウスピース型の装置を使ってもらうのもひとつですね。
ただ、マウスピースの矯正装置はあくまで導入、トレーニングとして使用します。骨格的な変化は期待できない事も多いため要注意です!
受け口さんの程度によって、色んな治療方法があります!
あくまで参考にして、担当の矯正医のご意見を聞いてくださいね!
以上
子どもが受け口かも!?
矯正治療っていつからやるの?前編でした!
後編では少し踏み込んだ内容です。
患者さんからよく聞く質問についてお答えします。
後編でわかること
- そんなに早く始めて大丈夫なの?
- もし、治療しなかったらどうなるの?
- 子どもの時に治療しても治らない事はあるの?
- 大人になってからも治療方法はあるの?
またお会いしましょう〜!
たけこ
↓参考になった!と思えたらクリックお願いします。
にほんブログ村