こんにちはー!ママ矯正歯科医のたけこです。
子育て真っ最中またはひと段落ついたママから歯列矯正についてのご相談受ける事があります。
歯並び気になる!
今からでも遅くない?
遅い事ないよ!
歯列矯正はいつからでも始めれるよ!
と毎回答えるものの、始めてから後悔はさせたくない!子どものうちに治療するものというイメージのある歯列矯正は大人はできるの?心配な方多いと思います。後悔しないために大人の歯列矯正のメリット、デメリットを率直にお伝えします!
たけこ自身妊娠出産を経験し職場復帰をしたワーママです。女性ならではの視点での矯正治療の疑問についてもお答えします!
Table of Contents
1.歯並びが良くなる
歯並びが良くなる!これが歯列矯正の最大のメリットですね。歯並びのせいでうまく笑えなかったり、横顔が気になったり、見た目のコンプレックスが改善されると嬉しい事ばかりだと思います!矯正装置を外した後の患者さんの笑顔が私にとっての励みにもなってます。
2.将来、虫歯や歯周病のリスクが減る
重なっている歯はうまく歯磨きが出来ない経験あると思います。食べかすは虫歯や歯周病という歯ぐきの病気の原因になります。歯周病は歯が抜けてしまう原因1位です!お口の健康のために歯列矯正をする事は将来歯が長持ちするメリットになります。
3.いつでも始めれる
成長期のお子さんと違って、成長による影響がありません。大人の歯列矯正は歯と歯ぐきが健康であればいつでも始めれるメリットがあります。
4.治療スケジュールが立てやすい
成長過程を考えなくて良いので、いつ始めていつ終わるという予定は比較的立てやすいです。また、歯列矯正は痛みがセットですが治療した3日から1週間後が痛みのピークです。それを避けて仕事や子どもさんの行事を入れるなど予測して治療する事ができます。矯正治療は1ヶ月に1回の通院なので、その点もスケジュールが立てやすいポイントになります。
5.自分で調べて矯正医、治療方法を選べられる
ご自身に合う矯正医を選んだり治療方法も選べます!
↓詳しくは過去記事から。
1.見た目が気になる
治療中の装置が目立つため、仕事柄目立つ装置がつけれない方もいます。今はマウスピース矯正や裏側の矯正も進歩してるので、適応かどうか見定めて選んでください。
2.痛みがある
歯列矯正と痛みはセットです。歯を並べる時に骨の中で歯を動かすため痛みが生じます。痛みには個人差がありますが、一般的に大人の方が痛みが大きいと言われています。
3.装置が外れる
歯列矯正の装置が外れる事はどれだけ気をつけていても、あります。その時に子どもさんを預けれない、仕事ですぐに来院できないといった事が起こり得るかもしれません。
4.虫歯、歯周病のリスクある
矯正治療後には虫歯や歯周病のリスクは下がります。しかし、矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが上がります。装置をつける事で装置の周りに汚れが溜まる事が原因です。定期的に矯正歯科以外にも一般歯科に通院して(3ヶ月に1回ぐらい)クリーニングしてもらう事をオススメします。
5.治療期間が長い
- 歯の動きがゆっくり
歯の動きやすさは子どもより大人の方が遅いです。骨の柔らかさの影響?とも言われてます。顎の噛み合わせの力にもよりますが、噛み合わせの力が強い方は特にゆっくりです。
- イレギュラーな治療になる可能性ある
抜歯する場合、一般的には第1小臼歯を抜歯する事が多いです。前から123番目までの歯は特徴的ですが、前から4、5番目の歯はほどんど同じ形をしています。そのため審美的にも機能的にも抜歯しても問題のない歯の第1小臼歯を抜歯します。
大人の方はすでに歯の治療をしている方が多いです。根っこの治療、被せものをしている場合、イレギュラーに第2小臼歯を抜歯したり、前歯や奥歯を抜く場合難易度が高くなり治療期間は長くなります。
もちろん成長期の子どもさんの方が成長期を考えると治療期間は長いです。大人の方も状況によっては長くなる事を知っておいた方が良いと思います。
大人の歯列矯正は歯と歯ぐきが健康であればいつでも始めれます!30代、40代、最高齢で70代の方が矯正相談にいらっしゃった事もあります。
もし、虫歯治療や被せ物をする予定があればその前に矯正医に相談に行く事をオススメします!
抜歯する場合:2〜4年
抜歯しない場合:1〜3年
その後保定治療という後戻りを防止する治療が2年以上あります。(保定治療は一生と考えた方が良いです)
金額は過去記事にもまとめましたが、トータル100万はかかると思ってもらった方が良いです。スタートの金額が安すぎる所は追加料金がかかったり、安いなりの理由があると思うのでよく調べて決めた方が良いと思います!
歯並びや噛み合わせに不具合がある事を不正咬合といいます。上記に当てはまる場合は治療を考えてみてはどうでしょうか?ただ、咬めていて見た目も気にならないようであれば無理にする必要はないです!
ただし、受け口(下顎前突)、開咬(オープンバイト)は難易度も高く手術が必要な場合があるので大学病院か矯正専門で開業されて手術対応の治療をされてる医院を選んだ方が良いです!手術が必要な場合、保険適応されます。
女性ならではのライフプランありますよね、こんな時歯列矯正いつ始めたら良いの?と思いますよね。
1.結婚式
結婚式は今なかなか難しい状況ですが、女性にとって輝ける楽しい瞬間でもあります!結婚式を考えている方は以下のポイントを矯正医に聞いてください!
- いつのタイミングで歯を抜くか?
- 一時的に装置を外せるか?
- 装置を外す時の追加費用がかかるか?
特に歯を抜く場合、歯を抜いた穴が気になると思います!式の前に歯を抜くか、抜いても目立たないかよく聞いてください。上の装置だけ外したいという要望たくさんあります。また、装置が外せたとして追加費用も聞くと良いですね。装置を一旦外したらその分治療期間は長くなります。
2.妊娠・出産
妊娠のタイミングはご自身でコントロールできないですよね。いつ授かれるか分からないから矯正治療を延期しようかなとか…タイミング難しいですよね。妊娠出産に治療の影響が出るのは以下の3点です。
- レントゲン写真(治療開始前、後)
- 抜歯(薬の服用)
- 体調の変化で通院できない
レントゲン:被曝量は少なく、諸説ありますが東京ーNYに飛行機で1回往復分が歯科のレントゲン10回の放射線被曝量とも言われています。ただ、妊娠中は色々と心配でレントゲンを撮りたくないと思います。(命に関わる、歯が痛すぎる!場合はレントゲン撮って検査した上での治療は必要だと思います)
抜歯:薬の服用が必要な場合があるので、歯科医師に要相談です!妊娠中に服用しても良い薬かも確認する必要があります。親知らずの抜歯は腫れたり、痛みも出やすいので妊娠中は避けた方が望ましいですね。
体調:つわりや体調の変化で通院が難しくなる事があります。その間装置が外れたり痛みがあった場合の対応が難しい場合もあります。
また出産後は赤ちゃんとの生活が大変で通院が難しい可能性もあります。
以上の点をご理解の上それでも治療を始めたい!と思う方は妊娠前にレントゲンの検査、親知らずの抜歯をして治療開始がタイミングとしてはベストかもしれません。おめでたく授かった時は歯列矯正の優先順位を下げて良いと思います。矯正治療はいつからでも始めれます!子育てが落ち着いてからも始められるのでご自身の優先度を考えてですね。
3.職場復帰
職場復帰すると、子育てや仕事に追われ自分の時間もなく、子どもさん預けれない!など色々と考える事たくさんです。行く暇もないですが、矯正治療は1ヶ月に1回なので、なんとかその時間を確保できるように矯正医に相談してみてください。治療を始める前に職場復帰しても通いやすい場所、時間帯に開院してる歯科医院を選ぶ事をオススメします。
以上!
【大人の歯列矯正】後悔する前に知りたいメリットとデメリット!
でした。
たけこのつぶやき
矯正治療は値段も高く、大人の歯列矯正っていつから始めたら良いの?メリットは教えてくれるけど、デメリットはなに?と思ってた方も多いと思います。今回の記事で知れてよかった!と思う方が1人でもいると嬉しいです!
矯正医の本音として歯並びが多少気になる所があっても、しっかり咬めてご飯が美味しく食べれているのなら歯列矯正は必要ないと思います。歯並びも個性だと考えているからです。
また、歯列矯正は自費で値段も高いためご自身のプライオリティーで歯にかけるお金の配分が変わってくると思います。人生においてお金をかける優先順位って大切ですよね。
もちろん私は子ども→歯→衣食住と優先順位高めです!
歯並びが変わる事で人生が豊かになる!と考えている方が1人でもステキな矯正医に巡り合う事を願ってます!
また来てくださいね〜。
たけこ
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