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矯正歯科選びについて
3歳の娘が歯科検診の際、反対咬合と診断されました。
先生のブログを参考に、通える範囲の矯正歯科を検索しているのですが、少し疑問に思ったので質問させてください。
ご質問ありがとうございます!
質問① 矯正歯科は誰でも名乗れる?
矯正歯科を掲げている医院には必ず日本矯正歯科学会または他の矯正歯科学会に認定されている医師がいるのでしょうか?それとも歯科医師であれば誰でも矯正歯科を名乗れるのでしょうか?
歯科医師であれば矯正歯科を名乗れます
広告が可能な標榜できる診療科目は医療法で規定されています。標榜という意味が分かりにくいのですが、医院の看板に掲げれる科目といった認識です。
【歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科】の4科だけです。
歯科医師であれば、上記4科の診療をしている事を広告できます。(実際には細かな規定があります)
歯科医師になるためには学生の間に全ての診療科を学び、国家試験に合格しています。更に、研修医で全ての科をローテーションで回ったり、実際に診療して研修医を終了しています。そのため、矯正歯科を名乗る事は間違いではありません。
そういった背景もあり、矯正歯科を掲げている医院には必ず日本矯正歯科学会または他の矯正歯科学会に認定されている歯科医師が在籍している訳ではないと思います。もし、日本矯正歯科学会の認定医や臨床指導医に治療を受けたいとの希望があれば確認が必要です。
質問②セファロ撮影は必要なの?
一般歯科→ほぼない、矯正歯科→ある、日本矯正歯科学会の認定医以上→絶対ある、くらいの感覚で正しいでしょうか?ホームページ上にセファロの有無を明記している医院が少なく、矯正歯科においてどの程度メジャーな機器なのか知りたいです。
セファロは矯正歯科では超メジャーです!
セファロ撮影は矯正治療では必須(例外もある)と思ってます。
セファログラム撮影(お顔の横顔、正面のレントゲン写真)をデータ化して骨の前後的な位置や大きさ角度を詳しく分できます。各年齢の標準的な数値に比べて、大きいか小さいか数字でハッキリと現れます。セファログラムで分かった数値を元に治療方針を決めます。
例外もありと書いたのはお子さんによっては、ジッと動かずセファロ撮影や治療前の検査をする事が難しいです。治療自体が難しい場合もあります。その場合経過観察をして、5歳ぐらいにセファロ撮影して治療開始する場合もあります。
矯正医の長い経験でお顔立ち、歯並びなどで治療方針が分かるようにはなってきます。治療前後を数値で比較できるのはセファロや模型分析です。私は治療前後に比較して治療が成功しているか確認したり、患者さんに説明するためにもセファロ撮影を100%行ってます。
たけこの個人的な見解も多分に入っている事はご了承ください!参考になれば幸いです。
矯正医選びに悩みますよね。長期間ご自身やお子さんの歯を任せられる先生に!と思うのは当たり前です。情報収集をされている点素晴らしいと思います!最終的な矯正医選びは患者さんご自身にお任せするしかありません。
たくさんの歯科医師の意見を聞いてくださいね。ご自身に合う矯正医に出会えると事を祈ってます!
たけこ