ママ矯正歯科医のたけこです!
子育てこうした方が良いよ!
その根拠が知りたい!
子育てに関する本は気になって読んじゃいます。言ってることは分かる!でもその根拠は?とずっと思ってました。大学院で科学的根拠(エビデンス)の呪いにかけられながら論文を書いていた影響も少なからずあります。
教育経済学者の中室牧子先生著書の「学力の経済学」読みました!全てが研究データに基づいていて、現在幼稚園の子を持つ親としては頷く事ばかりです。これから子どもが受けていく教育を親がどうサポートする事が科学的に正しいのか気になっていました。今ならKIndle unlimitedで無料で読めます!
本を読んで、私なりにこれから実践したい事の一部をまとめてみました!
Table of Contents
勉強させるためにご褒美で釣って良いのか?
- ご褒美で釣っても良い!ただし、子どもは目先のご褒美を優先しがち!
- 「今勉強する事はあなたの将来のためよ〜」と言っても漠然とした遠い将来の事のために今勉強する事は難しい。逆に考えると今勉強するためにすぐ目の前のご褒美を与えると勉強に対するやる気がアップする!なるほど〜。
- ご褒美は「テストの点が上がったらご褒美」か「本や宿題をやったらご褒美」のどちらが効果的か?なんと後者の「本や宿題をやったらご褒美」の方がテストの点が向上したというデータが出ているそう。
- 具体的にどんなご褒美?小学生ならトロフィーとかやる気をくすぐるような物にして、中高生はお金でも良い。
勉強して点数が上がる事よりも、「宿題をする」「本を読んだり」「分からない事は先生に聞く」といった勉強の仕方を教える事を意識する!
今勉強するためにすぐ目の前のご褒美を効果的に使うようにする!
ほめて育てるのは良いのか?
- ほめ育てで自己肯定感が得られると提唱してる人もいるが、日本の中高生の自尊心は他国よりも低い。←残念。
- 自尊心を高める言葉の連絡を受けても、事務的な連絡を受けた群よりも成績が低かったとのデータがある。
- 根拠のない「やればできるのよあなたは!」というメッセージはあまり意味がない。実力のないナルシストを育てる可能性も!?
その子の能力を褒めるよりも、努力や過程をほめた方が効果的!ほめ方が大事!
頑張ったね〜練習したもんね〜と褒めるよう意識する!
勉強しなさい!は時間の無駄?
- 勉強しなさいと言うだけで勉強するようなお手軽な事はない!
- 勉強する時間を守らせる。勉強に付き添う事が効果的。
- 男の子へのお父さんの関わりは重要。苦手教科の克服には同性の親が付き添う事が効果的。
- 親だけではなく祖父母や塾の先生など、頼れる人はどんどん頼る!
勉強に付き添うように意識する。時間の確保が難しい場合は祖父母や塾の先生を頼る!
教育はいつ投資すべきか?
- 子どものいる家庭は年収の40%を教育にかけている。
- 教育は子どもにかける投資として解釈するなら、いつ投資する事が最大のリターン(子どもの年収)へと繋がるのか?
- 小学校就学前(幼児教育)が最も収益率が高かった。
- 勉強だけではなく非認知能力(忍耐力、社会性、意欲的といった人間の気質や性格的なもの)の向上が大切。
小学校就学前(幼児教育)を重視する!
非認知能力の向上を意識する!特に自制心とやり抜く力!
【非認知能力を鍛える方法】
自制心:継続的に繰り返し意識する。細かく計画をたて、実践し、達成度を自分で管理する!
やり抜く力:自分の生まれ持った能力ではなく、自分の努力にによって伸ばす事ができると信じる!心の持ちようも大切。
本にはテレビゲームは禁止?やいい先生ってどんな先生?など他にも興味深い内容ばかりです。
中でも気になったのは、こういった教育の研究は日本では遅れていて、ほとんど海外のデータという事です。日本はデータを取っても政府の内部機関なので、第三者としての目線も欠けてる気がしました。
このまま日本の教育を受けさせても、エビデンスなき教育なのでは?と不安にもなりました。どうか官僚の方この本読んでください!とも思いました。
これから日本で教育を受けていくにしても親が出来る事は勉強以外の非認知能力を伸ばしたり、日本だけではなく世界にも目を向けれるような視野を広げてあげる事も大切ですね。
非認知能力向上のための遊びがイラストと共に書かれていてわかりやすい!
子どもの風邪のため更新途絶えてましたが、元気になりようやく記事かけました!
たけこ
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